口腔探求者(oral seeker)のブログ

面倒くさがり屋な歯科衛生士と一緒に歯科について学ぼう

必見!!震災のために、口腔ケアグッズを準備しましょう。(パート2)

「震災のために」ってタイトルを書きましたが、正しくは「震災が起きた時のために」の方がいいですね。(汗)すみません。誰も震災が起きてほしいとは思いませんですもんね。地震大国の日本に住んでいる以上、避けられないことなので少しでもみなさんのお役に立てればと思います。

さて、前回パソコンの調子が悪くて話が途中掛けになってしまいましたが、今回はガーゼだけでなく、少しのお水だけでもっと口の中をきれいにされたい方に必見です。

 

前回のブログでも書きましたが、震災後は本当に水がないそうです。常備している水も他のことで回されると思いますし、少しのお水で十分にうがいも出来ないと思います。

うがいもままならないので、「ガーゼで拭きましょう」とお話させていただきましたが、「やっぱり歯間ブラシを使いたい」とか「歯と歯の間もきれいにしたい」という方のために筆者は考えてみました。ですが、これからお話させていただくことは、お水が1人当たり50ccは用意ができることを前提のお話です。(やはり、水は必要ですね。)

 

まずは口腔ケアをされる時は、片手だけでもいいので口に入る方の手にゴム手袋をしましょう。今の時期、まだコロナで周りの方に移さないためです。ほんとにいつコロナは終息するのでしょうか?

そして歯ブラシですが........

歯ブラシの代わりはこれです。

↓   ↓   ↓

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上の写真はスポンジで出来ていまして1回1回使い捨てです。これを使うと食べかすがごっそり取れますし、お皿を洗うように磨くと多少は歯ブラシの代わりになると思われます。

まず、このスポンジをお使いになるときは、1回分のお水が入った使い捨てのコップ(使い捨てじゃなくても良い)の中に入れて、スポンジをお水に湿らせてから少しスポンジを絞り、普段通り口の中をきれいにします。(この時スポンジを絞りすぎると水気がなくなって意味がない。) 磨いたら衛生上、そのスポンジは1回きりなので使用済みは捨てます。

そして...その後に歯間ブラシやタフトブラシを使いたいという方!スポンジを使用後は、まだ水は捨てないでください。スポンジで残ったお水に、これから使用する歯間ブラシや小折ガーゼや綿棒(できるだけ小さい物)を使う分だけ水に浸します。ガーゼは絞ります。綿棒はタフトブラシの役目で、奥歯の溝や歯と歯の間をきれいにします。

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綿棒はあまり太くて硬いものは選ばないようにしてください。赤ちゃん綿棒が細くてやわらかいので使いやすいです。歯と歯ぐきの境目の汚れや、奥歯の溝の汚れが落ちやすいです。

 

そして歯間ブラシと一緒の小折ガーゼも水に浸らせた理由は、歯間ブラシに付着した歯の汚れを拭き取るためです。

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必ずガーゼをお水に浸らせていただきたいです。ガーゼが乾燥していると拭き取りにくいです。歯間ブラシは、1つの歯間に通すと1回でブラシにべっとりと汚れが付いてくるので、次の歯間に通すのにいちいち水でブラシに付着した汚れを洗い流さなければなりません。ただでさえ震災後は水がないのだから、いかに少ない水で口腔ケアができるかがポイントだと思います。けっこう、湿らせたガーゼに拭うと汚れを取ってくれることが分かりました。なので、歯間ブラシやタフブラシを使われたい方はまず、使う分を先に水に湿らせておきましょう。

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そして歯間フロス(糸ようじ)をお使いになる方も、一回一回糸に汚れが付いてきますので、濡らしたガーゼに拭ってお使いください。うがいは水が少なくてできないので、歯磨き粉を使用できません。なので、洗口液を用意しておくのも良いかと思います。

あと、義歯(入れ歯)をお使いになっている方は、乾燥で義歯が変形するのを防ぐため、義歯を入れておく物が必要ですし、水がその分いるので、乾燥を防ぐために義歯を口腔ウェットティッシュに包んでいただくのもよいと思います。

 

いろいろ書かせていただきましたが、この機会に準備しましょう。まずはお水を....。