口腔探求者(oral seeker)のブログ

面倒くさがり屋な歯科衛生士と一緒に歯科について学ぼう

今度は、家の中(固有口腔)をきれいにしましょう。

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前回の続きです。

玄関まわり(口腔前庭)(下記のブログ参照)がきれいになりましたか?

oral-seeker.hatenablog.com

今回は家の中(固有口腔)を見ていきましょう。それで、「固有口腔」って何ぞや?ってなりますが、分かりやすく説明すると、「口腔前庭」が歯が埋まっている歯列と頬や唇の粘膜の間にできる空間に対して、「固有口腔」は歯が埋まっている歯列の舌に面している(歯の内側)空間を言いますが、お家でいうと家の中にあたります。 歯の内側って歯の外側より口腔ケアが難しいところだと筆者は感じています。お家の中の掃除は、たとえ普段お仕事で掃除ができない時でも、お客様が「あと10分でお宅に伺います。」と言われても10分の間に急いで掃除機をかけたり物を片づけたりできますよね。お休みの日にまとめて掃除をしたりできますが(呼吸器系の病気にならないようにね)、ですが、歯みがきは皆さんも毎日歯磨きされているかと思いますが、虫歯や歯周病になるからと頭で分かっているので磨かれていると思います。

まず、なぜ歯の内側の歯磨きが難しく感じるかと申しますと、下の歯には舌があります。歯ブラシで歯の内側を磨くために当てようとすると、舌が大きかったり舌の圧力が強い方だと、歯ブラシが舌で上に押し出されてしまいます。今度は上の歯の内側(上あご)側の歯磨きですが、この場所は鏡が見えにくいところですね。この場所は、手の感覚でブラシを当てて磨くしかないところです。それか、洗面所の鏡と手鏡の2つを使って投影させてみれますけど、やはり手の感覚で磨いてしまいますよね。2つの鏡を使うのは面倒だし。また歯の内側の口腔ケアの方法を研究したら皆さんにお伝えしたいです。

 

さて、口の中でもう一つ忘れてはならないものがあります。舌です。健康番組をご覧になっていらっしゃる方はご存じかと思いますが、舌には、(*1)誤嚥性肺炎を引きおこす菌がたくさん存在します。舌磨きに関しては、専門家の意見は賛否両論はございますが、筆者の考えとして舌がきれいな方(お子さん)はやらなくてもいいと思います。美意識が高い方は、舌磨きも熱心にされますよね。舌が汚れていなくても神経質にやりすぎてしまいます。舌は傷つきやすいので、もし舌磨きをされたい方は歯科医院に舌磨きが必要かどうか聞かれた方がいいと思います。

また、近いうちにお勧め舌磨きもご紹介しますね。