口腔探求者(oral seeker)のブログ

面倒くさがり屋な歯科衛生士と一緒に歯科について学ぼう

ドラえもんの「はみがきめいろ」を見て思ったこと。

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一昨日、久しぶりに小学館さんの「小学1年生」を読みまして気になるところがありましたので、皆さんにお話したいと思います。

この「はみがきめいろ」は、スタートから二択で正しい方を進みながらゴールを目指す迷路ですが、上の写真にあります はブラシのもちかたは?というお題で「①てのひらでつつみこむ」と「②ゆびさきでつまむ」という選択肢で答えは①番なのですが、前にお話した内容と矛盾しているのでは?と思われる方もいらっしゃるかと思います。詳しくはこちらのブログへ

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「小学1年生」という雑誌は、小学校低学年向けの雑誌なので、その雑誌に載っている「はみがきめいろ」は、あえて小学校低学年の児童が持ちやすいように説明されているのだと思います。実際、筆者も小学校低学年の患者さんには、歯ブラシをグーで持つように教えていました。その方が分かりやすいですし、歯ブラシを持ちやすいからです。

ですが、筆者は子どもだから大人だからという年齢で歯ブラシの持ち方を変えなくてもいいとは思います。歯ブラシをグーの形で持っていても、実際にはそんなに手に力が入っていないかもしれませんし、指先でつまんだ持ち方で持っていたとしても、指先の力が強そうな方だと力のコントロールが難しいですよね。なので、持ち方ではなく歯ブラシの毛先が歯の表面に当たっているか、歯ブラシの毛が寝ていないかが基本になります。

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筆者は、歯ブラシの圧のコントロールさえできていれば、どんな持ち方でもOKな人間ですが、公衆衛生の集団で歯磨きの指導をさせていただく時は、時間が限られていますので、一般的な指導をさせていただきます。