口腔探求者(oral seeker)のブログ

面倒くさがり屋な歯科衛生士と一緒に歯科について学ぼう

歯科医院の定期健診へ行きました。

 

先日、患者として歯の定期健診へ行きました。歯科衛生士として働けば治療の恐怖も和らぐと思いましたが、日に日に歯科医院が怖くなってくる筆者です。10年前や20年前の方が恐怖心はなかった気がします。

筆者が通っている歯科医院は去年移転されて建物が新しくなっているため、どんな風に変わったのか興味津々でした。もちろん筆者が歯科衛生士だということは、担当の歯科衛生士さんには告げていません。(筆者が歯科衛生士だと分かってしまえば担当の歯科衛生士さんもやりにくいですし、なによりこんな出来の悪い筆者が同業者なんてと思われたくないからというのが理由です。)(汗)

 

さて、歯科医院へ到着し、新しくきれいな院内に入りまして、さすがにコロナの時期なのかお会計はセルフですし雑誌類・小児患者さんの玩具はおいてありませんでした。

順番が呼ばれて診療内に入りましたが、車いすの患者さんが余裕で通れるくらい廊下が広くてどこかの博物館か図書館にいるみたいでした。

それぞれ個室ですので、プライバシーも守られて良いですね。

 

まあ問題は治療の方なのですが、可愛らしい歯科衛生士さんが優しく主訴を聞いてくださりなんとか恐怖心は落ち着きました。筆者が座ったチェアーがふわふわにやわらかくて身体にフィットする感じで寝心地が良かったです。

 

主訴を聞かれて、筆者が気になるところは後でレントゲンを撮って先生が診てくださるそうで、歯科衛生士さんの指導をしてもらいました。

 

まず、染色液で歯の歯垢が取れているか染め出しです。皆さんもご存じの通り、歯垢が歯に付着しているところは赤色(違う色もあるかも) に染まります。付着している所は基本、(歯と歯の間・歯と歯ぐきの境目)をチェックしていますが、大人でも奥歯の溝も虫歯になるのだから、そのチェック項目も必要なのでは?と筆者は思うところです。

歯垢の付着具合がパーセンテージで表されて、筆者は1★%で担当の歯科衛生士さんは褒めてくださいましたが、筆者は心の中で(自分、プロだから一桁行けるでしょ)と自分で自分をツッコミました。

 

次は、プローブというもので歯ぐきの検査です。プローブを歯と歯ぐきに入れて歯周ポケットの深さを測るのですが、筆者はこれがものすごくチクチク痛いです。以前は歯と歯ぐきの深さの正常値が3mm以下でしたが、いつしか変わって正常値が2mm以下になりましたね。(厳し~い)

筆者は平常心を保ちながら調べてもらいました。痛い部位は痛いのですよね。なので筆者は堪えながら.....

 

チクッ       (痛い!)

チクッ       (いたっ!)

チクッ       (たっ!)

チクッ       (ちっ!)

チクッ       (つっ!)

チクッ       (てっ!)

チクッ       (とっ!)

 

と心の中で遊ぶようにしています。

メモリが付いているプローブという細長い器具を歯と歯ぐきに入れてポケットの深さを調べる時、ポケットの底にどうしてもプローブの先端を付けないとポケットの深さを測れないので、一瞬ですが(1~2秒くらい)チクっとします。ご了承ください。

 

次は歯の動揺度です。歯が歯周病でぐらぐらに揺れないかピンセットで調べます。

 

次は出血部位の確認です。これは、いくら健診がある時だけしっかり磨いても普段丁寧に歯磨きをしていないとバレてしまいます。(汗)歯ぐきの腫れや出血は歯垢が落としきれていないからです。(他にも理由はありますが) ですが、筆者は歯科衛生士さんに主訴を聞かれている時にしっかり磨けなかったと自己申告済です。筆者のマネをなさらぬように皆さん日頃からきれいに磨きましょう。筆者もやっと心を入れ替えました。(遅っ!)

今回は歯磨きのパーセンテージが良かったので、筆者への指導は省いていただけました。(汗)

 

次は歯石を超音波の機械で落としてくれます。これも年を重ねるにつれ怖くなってきました。

今回はこれが痛かったです。(知覚過敏もあるため) 

よく、歯石除去される時は痛くない歯科衛生士は上手な歯科衛生士だと聞いたことがありますが、筆者はそう思いません。確かに知覚過敏のある歯の歯石除去をする時やスケーラー・キュレット(歯石を取る器具) のエッジ(刃が付いているところ) を歯に当てないといけないのに間違って逆向きに当てて歯石を取ったら痛いですが。←そんなことがないといいのですが.....。そのような痛み以外はしっかり歯石を取ってくれているのだと思ってありがたいです。歯が沁みるとこがありましたら、教えてください。

筆者は今回の健診でテレビで宣伝してます「シュミテクト」の歯磨き粉を使ってみたいと切に思いました。

 

歯石がなくなったので歯間フロスで歯と歯の間をお掃除してくれます。こちらも歯科医院に行く前に筆者は念入りにフロスを歯と歯の間を通しました。

 

お次は機械のブラシで歯の表面を磨いてくれるのですが、筆者の歯は、歯の表面が凸凹があるのか着色しやすいので、粉みたいなもので勢いよく粉を噴射させる機械で落としてくれるようになりました。ありがたいです。機械のブラシを使っての着色落としは落とせなくもないですが、歯に薄く着色が付いた患者さん用かと思います。頑固な濃い着色の付いている患者さんは、歯科医院で「粉で噴射して着色を取る機械で落としてください」と頼んでみてはいかがでしょうか?しかし、場合によっては粉の機械を置いていない所もあります。

 

痛いことはありましたが、筆者は心を入れ替えて普段の歯磨きを丁寧に頑張ろうと決心しました。皆さんも歯磨きを一緒に頑張りましょう。