口腔探求者(oral seeker)のブログ

面倒くさがり屋な歯科衛生士と一緒に歯科について学ぼう

どんな歯ブラシを使ってもきれいに磨くことが出来ますよ。

私は、このブログでおすすめの歯ブラシを紹介させていただいていますが、それら以外でもどんな歯ブラシを使ってでも、その歯ブラシの特徴さえつかむことが出来れば誰でもある程度は歯をきれいに磨くことが出来ます。(完璧にとはいきませんけど、歯の表面だけはきれいに出来ます。)

私は、このブログで虫歯や歯周病のリスク部位は、歯と歯の間・歯と歯ぐきの境目・奥歯の溝と書きましたが、歯の平な表面は磨かなくてもいいというわけではありません。

歯の平の部位は虫歯のリスクは低いかもしれませんが、虫歯にもなります。歯と歯の間・歯と歯ぐきの境目・奥歯の溝は虫歯や歯周病のリスクに対して、歯の表面、或いは歯周病で歯ぐきが下がって歯の根っこが露出した所は、誤嚥性肺炎(*1)のリスクです。

歯科医院で、患者さんが一生懸命歯磨き指導のために磨いてきたから歯の表面がツルツルになっているのに、虫歯や歯周病のリスクは汚れているためにその患者さんは歯科衛生士に指摘されてしまってますけど、誤嚥性肺炎の予防にはなっているのだから患者さんの誤嚥性肺炎予防の努力を褒めてほしいと思いました。褒めた上で虫歯や歯周病のリスク部位が汚れてることを指摘された方が患者さんは歯科衛生士の話を聞いてくださるだろうなと私が患者として通ったとき思いました。なので、誤嚥性肺炎予防のために歯の表面の歯磨きって大切なのです。今はテレビとかでも、歯磨きはインフルエンザやコロナ予防にいいとかいわれていますけどね。どんな歯ブラシでも歯磨きの技術関係なく最低1分(ほんとは2分以上)磨けば、誤嚥性肺炎の予防にはなると思います。

ただし最低1分にも条件があります。

① 同じ所だけ磨かない。.........例えば、奥歯の溝だけ磨くのではなく、歯というのは他にも磨く所が歯の外側(頬っぺた側)と内側(舌側)があります。なので、1分間の中で歯の外側、内側、奥歯の溝を磨くことです。

② 歯科医院で指摘された部位があるなら、注意してその部位は毎日磨くようにする。

③ 1週間に1回は必要な方は、補助器具(歯間ブラシ・歯間フロスなど)を使う。

歯科衛生士から、そんなの甘いって言われそうな気がしますけど、面倒くさがり歯科衛生士代表としてお気持ちは分かるのです。ほんと甘いですが....。

なので、普段お仕事でお忙しくされている方や、面倒くさがり屋の方は必要最低限のことはお守りいただくようお願いします。あと定期的に歯科医院で予防のために通ってもらうのもいいと思います。

歯ブラシの特徴をつかめばどんな歯ブラシでもきれいに磨けれると前述しましたが、自信がないようでしたら、(ふつう)の硬さの歯ブラシをお使いください。

ちょっと長くなりそうなので、今日はこの辺で失礼します。続きはおいおい書きます。