幼少期に前歯で食べ物を噛み切る経験をあまりしてこなかったために、成長しても弾力のあるお肉を前歯で噛み切ることが出来ないためにお肉を食べることを避ける或いは好きになれない方もいらっしゃるでしょう。大体は成長とともに前歯での噛み方が分かってくるとは思いますけど、今回はぜひお肉の美味しさをお子さんに知ってもらいたい方にお話したいと思います。
まず前もってお話しますが、どなたでも次にお話するやり方が合うというわけではないのでご了承ください。例えば、「開咬」という歯並び(上下の前歯が嚙み合っていない状態)の方は、場合によってはお肉が噛み切れないかもしれません。
さて、タイトルにあります「あ」→「い」→「う」の口の形をした順に動かしてお肉を食べますが、そのまま動かすのではありません。まず、口を「あ」の口に開けてお肉を口の中に招き入れますよね。今度は「い」の口にしてお肉を前歯で挟むのですが、この時に誰もがやっていることですが、必ず前歯も奥歯もグッと噛みしめてください。そして噛みしめたまま「う」の口にしてしっかり口をとがらせます。お肉を嚙みしめたまま「う」の口にすると、もっと噛む力が加わると思います。「う」の口にしたら後は、前歯対お箸やフォークの綱引き大会です。どちらも引き分けになるように、綱であるお肉を切り離していただきたいです。
お肉を前歯で美味しく嚙みちぎるポイントは
① 「い」の口にしたら、前歯も奥歯もグッと力をいれること。
② 「う」の口の時も、まだ前歯と奥歯は噛みしめた状態でいること。
③ 「う」の口はしっかりと口を尖らすこと。
④ 前歯対お箸やフォークの綱引き大会は、必ず引き分けに持ち込むこと。つまり、
どちらもお肉を離さないこと。
⑤ まずは軟らかそうなお肉を購入していただいてお肉の魅力を知ってもらう。
たまにですが、大人でも噛み切れないお肉がありますよね。その時はナイフで小さく切って食べるのですが、それでも何回も噛まないと飲み込めないお肉があって何回も噛んで小顔効果??と思いますが、あごが疲れます。お肉の硬さもほどほどにです。