口腔探求者(oral seeker)のブログ

面倒くさがり屋な歯科衛生士と一緒に歯科について学ぼう

「呑気症」にお悩みの方は、「五木ひろし療法」・「田中邦衛療法」をお試しください。

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皆さんは「呑気症」はご存じでしょうか?

 

「呑気症」という病気は歯科の分野でもありますのでお話したいと思います。

 

でもですね..........「呑気症」という病気は歯科医療に携わる者がどれくらい知っているか分かりませんが、おそらく歯科医療従事者でも「呑気症」は知らない人が多いと思われます。

 

おそらくですが......「呑気症」を患う患者さんの方がお詳しいと筆者は思います。(笑)

 

歯科医院では、「ストレスなどで睡眠時に無意識に歯ぎしりや食いしばりの症状があるから、ではうちで(歯科医院) でマウスピースを作製しましょう。」という展開にはなりますが、「呑気症」の病気がどういうものかは把握出来ていないと思われます。

 

「あんた偉そうに!!」と心の声が聞こえてきましたが、そんな筆者が「呑気症」なのです。

 

 

いろんな方に叫びながら歩いて回りたいくらい苦しいです。

 

 

まず「呑気症」はどういう病気なのか簡単に説明しますと、なにか不安なことやストレス・緊張をしたりすると、人は無意識に空気と一緒に唾液をごっくんと飲みこみます。そうすると胃や食道・お腹に空気が溜まって苦しくなったりげっぷやおならが頻繁に出るようになったり、胸やけや歯をぐっと噛みしめたりします。

おそらく舌の奥3分の1辺りの神経が心の問題によって支配されているのかもしれませんが。

 

噛みしめ呑気症とも呼ばれています。

 

噛みしめ「呑気症」の患者さんは、普段寝ている時など無意識のうちに歯の食いしばりや歯ぎしりをされていると思いますので、歯科医院でマウスピースを作製してもらうといいです。

 

よく筆者も「呑気症」なので、インターネットで情報を集めていますが、どうもどの記事も似たり寄ったりで筆者の必要な情報がありませんでした。

 

「早食いはやめよう」「炭酸飲料やアルコール他、胃腸に負担になることは控えよう」

「ストレス発散方法を見つけよう」など基本的なことは守ってはいても、何か不安なことがあると無意識に空気と一緒に唾液も飲みこんでしまいます。

 

ゲップを今までしたことがないという方々もいらっしゃいますが、筆者もそのうちの1人です。

 

「んっもう~ゲップしたことがないって女の子ぶっちゃってさ~」

 

って言われても本当にゲップをしたことがない方にとっては、是非ゲップの仕方を教えてほしいですし、ゲップがでない代わりに喉がゴロゴロなるのですね。

 

これも恥ずかしいですよね。

 

それで筆者の知りたかった情報というものは、「歯の食いしばりの癖がない方はどうすればいいのだ!」ということです。

 

噛みしめ呑気症の方は、多少空気は飲みこんでいらっしゃるとは思いますが、それを悪い意味で歯の噛みしめをすることで過剰に空気を飲みこむことを最小限になっていると思います。

しかし、普段噛みしめたりする癖がない方にとっては、噛みしめ呑気症の患者さんより多量の空気を飲みこんでいたりします。

 

食べ物を噛んで飲みこむ時に口腔機能が正常な方は、奥歯をグッと噛んで食べ物を飲みこみますので、唾液を過剰に飲みこまないように上下の奥歯の嚙み合わせを数ミリあけましょう。といわれますが........口腔筋機能療法を指導したことのある歯科衛生士にとっては、口の中で粉々になったスナック菓子くらいは奥歯を噛まなくても飲み込めれるのです。なので筆者は1日に何回も空気を飲みこみすぎてしまいました。

 

呑気症の解決方法をいろいろ考えていましたが、呑気症の一番の問題は唾液を飲みこむ癖が出来てしまうことです。なので一番の解決方法は、呑気症の原因となる不安・ストレス・緊張をなくすことですが、今はコロナの中で多くの方々がご苦労されています。

しかし、一度呑気症を患って長い間症状に悩まされてしまうと、舌の奥側が反応してしまいます。

なので、少しでも症状を軽くするために筆者は編み出しました。「何を?」

 

それは大御所の方のお名前を名指し&呼び捨てにしてしまうのは心苦しいですが、筆者含め「噛みしめ呑気症」ではない「呑気症」の方のため、ほんの少しでも症状が緩和していただきたいのでお名前を使わせていただきます。

 

タイトルにもありますが、「五木ひろし療法」と「田中邦衛療法」です。

 

歌手の五木ひろしさんと俳優の田中邦衛さんです。

 

どちらも筆者のイメージですが、義理人情に厚いという感じです。

 

この2つの療法を行うにあたりやっていただくことがありますが、なにか身体に症状がありましたら胃カメラなり病院で一度診てもらってください。

 

そしてストレスや緊張・不安は改善できることは改善してください。

 

それでも唾液を飲みこむ癖が付いてしまったよ。って言う方だけ、最後の切り札??の(最後かは分かりませんが....) 「五木ひろし療法」「田中邦衛療法」に進んでいただけたらと思います。

この療法を行っても改善されない方やそんな療法なんかやりたくないという方は病院でお薬を処方してもらった方が楽になると思います。

 

歯を噛みしめない呑気症の方は、舌の奥3分の1が過剰に反応していると思います。

 

さて、こちらの2つの療法を行う目的は、舌に向けている意識を外へそらすことです。

 

心に問題を抱えていますと、どうしても舌に意識が向いて「また唾液を飲みこんだらどうしよう」と不安が不安を呼びます。

 

ではまず、2つの療法の一つ目 「五木ひろし療法」です。

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五木さんは目元が細めで、口元も口角(上唇と下唇の合わさっているところ)が横に伸びていて、とても優しい柔らかいお顔ですが、こんなコロナの中笑顔が少なくなっている方、一度五木さんのように目を細めてください。(目を閉じるのではありません) 目を細めてみますとあら~不思議‐~自然と口角が上に上がってくるのではありませんか?

皆さんもぜひ五木ひろしさんのマネをしてみてください。

ほんとに目を細めたら口角上がってきますから。

 

五木ひろし療法」は、意識を舌以外に向けるだけでなく、口角をあげることによって表情筋も豊かになります。笑顔になりますと、自然と幸福の神様が来ていただけるかも!。です。ですので一石二鳥ではなく一石三鳥です。

 

 

そして......「五木ひろし療法」をしなくても私は生まれつき目が細いわよ!という方。

田中邦衛療法」をお試しください。

 

 

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田中さんも普段はたれ目な感じで優しいお顔つきなのですが、時々目を見開きながら口元は尖らせているのが印象的です。

 

ですので、「田中邦衛療法」を行う方は、目は見開いても見開かなくてもどちらでもいいですが、本気で口元を「お」の口に尖らせると自然と目も見開きます。なので、真剣に行うようにしてください。

「お」の口に尖らせる時、身体の中に入った空気を抜く感じでゆっくりスーっと空気を口から吐き出してください。8秒以上かけてです。3回くらい繰り返していただいた後、また鼻呼吸に戻してみてください。

 

呑気症は、花粉症や後鼻漏などの鼻疾患がある方は、口呼吸になったり鼻水が喉に流れていったりして症状が悪化しているかもしれません。ご注意ください。

 

あと、ポイントとしては、鼻で空気を吸い込み口で吐き出すと呼吸も安定してきます。(ずっとではなくてもいいですよ。)

楽になったら鼻呼吸だけで呼吸してください。

 

そして、舌全体は出来るだけ上あごにべったりとくっつけた方が、空気が入るのを防いでくれます。舌の先端だけではなくて、舌全体を持ち上げてください。

例えていうなら、舌の表面全体と上あご全体にペンキ塗りたてだから空気は通れませんみたいな感じです。

 

五木ひろし療法」や「田中邦衛療法」は症状が緩和するかどうか人それぞれですが、試しにやってみていただきたいです。