口腔探求者(oral seeker)のブログ

面倒くさがり屋な歯科衛生士と一緒に歯科について学ぼう

歯科医院の間取り

今週のお題「間取り」


歯科医院で数ヶ所働いてみて、筆者なりに理想の歯科医院の間取りを考えてみました。

まずバリアフリーは言うまでもなく、玄関の出入り口は車椅子の方などのためのスロープが必須です。

患者さんの待合室は、予約制を取られている歯科医院でも突然アポなしで急患がいらっしゃいますので、広めに作られた方がいいと思います。
子連れでしかも乳児をお連れの患者さんもいらっしゃいますので、畳のお部屋があるとありがたいです。

歯科医院オススメの口腔ケアグッズは患者さんがお会計されている時に受付にディスプレイしてあると目に付きやすくて良いですね。

待合室の患者さんが座られるソファーは、コロナを考えてそれぞれ受付に向くようにします。そうすれば受付が患者さんをお呼びする時に気づいてもらいやすく、患者さんと受付側がアイコンタクトしやすいと思います。

治療前に歯磨きをして来院されると思いますが、仕事帰りに歯科医院に寄った患者さんは、歯科医院で歯ブラシを借りて診療室に入る前に歯磨きされるところがありますが、歯磨きしているところを他の患者さんに見られるのが恥ずかしい方もいらっしゃいますので、洗面所の個室を作るか衝立を立てるかなどの方がありがたいと思います。


診療室では、車椅子の患者さんが車椅子で通れるよう通路を広くとり、予算などがあれば車椅子を置く場所があれば良いと思います。

診療台は数は多いか少ないかかかわらず、歯科医師のアシスタントをするスタッフが素早く動けるためにスタッフの身体が余裕を持って通れるくらいの広さが良いです。時間を節約するために各診療台ごとにそれぞれ薬品や歯科材料などが置いてありますと、いちいち取りに行かなくてすみますね。

たとえ数が少なくて診療台ごとに薬品や歯科材料を置けないとしても、歯科材料が置いてある棚からそれぞれの診療台まで距離がだいたい同じ距離がいいと思います。

消毒室は使い終わった器具を消毒滅菌するところですが、こちらの部屋も診療台から離れたところではなく、出来るだけ近いところが良いです。なぜなら、消毒だけの担当スタッフがいる大きな歯科医院なら別に良いのですが、ほとんどの歯科医院は少ないスタッフで働いています。診療室の仕事の他に消毒室での器具の消毒や滅菌もこなしてますので、歯科医師から「あれやって!」 「これ持ってきて!」
と言われますが、消毒室が奥にあると聞き取れません。
反対にレントゲン室は、歯科医師に指示された後に準備しますので多少遠くてもいいかもです。

歯科医院で歯科技工士さんが働いているところもありますが、技工室で半日や1日過ごしていらっしゃるかもしれません。削ったカスがあり、空気が汚れていますので窓を大きめにとったり、空気洗浄機を設置したりして換気をしっかり出来るところが良いです。

歯科のスタッフルームですが、昼間は帰らないでスタッフルームで昼ご飯を食べると思います。乳児がいて寝不足なスタッフもいるので、ちょっとだけ昼寝が出来るスペースがあると助かるかもしれません。

以上筆者の理想の間取り?なのです。