口腔探求者(oral seeker)のブログ

面倒くさがり屋な歯科衛生士と一緒に歯科について学ぼう

使用が面倒な歯間ブラシや歯間フロスなどは、頭の中で想像力を働かせてみてください。

f:id:pinkbluegasuki:20210427152649j:plain

筆者の中では、歯間ブラシや歯間フロスをいかに楽しく日常に取り入れるか常に考えています。なんでもキッチリされている方は、「何でそんなに面倒なの?きれいになって歯と歯の間がスッキリして気持ちいいじゃないの?」と不思議におもわれるかもしれません。ただの歯ブラシでも面倒だと筆者は考えています。

「なぜ、歯磨きは面倒なのか?」という過去記事がありますので、こちらも良かったらご覧いただけたらと思います。

 

oral-seeker.hatenablog.com

 

 

企業の歯科検診で歯磨き指導の仕事をさせていただいているのですが、歯科検診の参加者さんのお話を伺うと、歯間ブラシや歯間フロスなどの補助器具を使われる方が少ないように思われます。

 

なぜ、歯間ブラシや歯間フロスは習慣化されないでしょうか?

 

このような補助器具などは、1回歯と歯の間を歯間ブラシなどを通した時、べったりと歯垢が付着しますので、次にきれいにする歯と歯の間のためにきれいにブラシに付いた歯垢を水で洗い流さなければならないという労力があります。

 

筆者も歯科衛生士として歯と歯の間をきれいに保つことが大事だということは、学校で習っていますので補助器具の必要性は痛いほど理解しています。

 

でも...................面倒くさいのですよね。

 

しかし、欧米の方は歯科の予防は盛んに行われていますので、日本と比べて補助器具の使用率は高いのです。

むしろ、日本では歯ブラシがメインで歯間ブラシや歯間フロスなどのものが補助器具という認識などに対し、欧米の方は歯間ブラシや歯間フロスの方がメインという考え方です。

 

筆者も「スウェーデンプラークコントロール」という講習会を過去に受けさせていただいたのですが、歯間ブラシや歯間フロスの使用時間を多くとることで(歯ブラシの方はサラッとかな) 歯ブラシの時間を多くとるよりも虫歯や歯周病のリスクが大幅に減らせるということが分かっているのですが.................

 

やはり面倒です。(汗)筆者は面倒くさがり屋の代表なものです。

でも最近は、口腔ケアグッズを紹介させていただくブログを書いていますので、必要にかられて?歯間ブラシや歯間フロスなどを使用しています。

 

そこで、皆さんにもいかに歯間ブラシや歯間フロスを楽しく使っていただくために筆者は考えました。中には「ハッ?なにそれ?」というものもありますが、あきれないで聞いていただきたいです。

 

それはタイトルにも書いてありますように、頭の中で想像しながら歯と歯の間をきれいにすることです。

例えば、歯間ブラシを使う時は、自分が今から化石を発掘するする人になりきって歯垢という名の化石を、歯間ブラシを突っ込んで化石(歯垢) を掘り起こしてください。

 

或いは、自分がフェンシングの日本代表選手だと想像しながら、歯間ブラシを剣?だと思って歯と歯の間に入れてください。入れたり引いたりしていると、フェンシング選手になった気分ですよね。

あとこれはマニアックな話ですが、「るろうに剣心」の漫画で出てくる新選組の三番隊組長の「斎藤一」さんになりきって歯間ブラシを使って牙突ををするとか。

 

映画が楽しみです。

映画の宣伝みたいになってしまってすみません。(汗)

 

話は変わりまして歯間フロスの方は、糸を使って歯の上からギコギコ前後に動かしながら歯と歯の間に糸が到着したら歯の表面の汚れを取るのですが、自分がパティシエになったつもりでケーキをナイフで切るように歯間フロスを動かして歯間に糸を入れてみましょう。

そして、歯間の歯の表面に糸が到着したら運動会の綱引きです。ただしこの綱引きは、真っすぐ綱(歯間フロス) 引いてしまうと歯間フロスの糸が浮いてしまいますので特殊な綱引きです。しっかりと左右にある歯の表面に沿わせて綱(歯間フロス)を動かしてみてください。

筆者が歯間フロスを使用する時に想像することは、親である自分(歯間フロス) が喧嘩をしている二人の子ども兄弟(2つの歯) の間に割って入って「あんた達、喧嘩はやめなさいよ!!」と二人を離れさせるようにして想像しながら歯間フロスを使用しています。

 

いろいろ筆者が想像したことを書きましたが、皆さんが自分なりに楽しく歯間ブラシなどを使用して習慣していただきたいです。